東京の鍾乳洞「大岳鍾乳洞」 6
引き続き私は大岳鍾乳洞入り口バス停付近にいる。まだバスまでは時間があるので、隣のバス停である上養沢バス停まで歩くことにする。看板曰く100メートルの距離である。
途中、猫を見かけた。
すっかり山奥にいる気分だが、民家も多いし、そうでも無いのかも知れない。ただし、余所者は珍しいのか、その猫は警戒心丸出しの顔でこちらを見ていた。
上養沢バス停に到着。本当に100メートルくらいしか無い。都バスでももう少しバス停の間に間隔がある。周囲には民家も多い。道は更に山の上の方へと続いていて、頻繁に上の方から車が降りてきていた。
バス停には看板があった。
この地図を見ると武蔵五日市から檜原村の方がいかに山あいを縫って町があるか分かる。
ところで、個人的に気になったのは上養沢の上に「ロックガーデン」と書いてあること。
このロックガーデンは御嶽山の近くにある景勝地で、以前御嶽山に(わざわざケーブルカーを使わず急勾配の都道を通って)登山した際に通っている。ということは、上養沢から尾根を越えて御嶽山の方に出るということが可能なのだろう。今度やってみようかと思案する。木の標識によれば御嶽山までは11キロ。
途中ケーブルカーも使えるわけだし、私が歩けない距離では無さそうだ。
バスが来た。バス停に待つのは自分一人。ハイキングをする上で、バスの本数から上養沢はスタート地点にはなってもゴール地点にはなりにくい。ハイキングの為に降りる人はいても、ハイキング終わった後乗る人は少なそうだ。
さて、バス停を出た時点で時間は1時10分。昼飯の時間だ。私は行きに目をつけていた施設の情報をスマホで確認すると、そこでバスを降りることにする。
その施設とは「秋川渓谷 瀬音の湯」という温泉施設。秋川沿いにある施設で、それだけでなくお土産や食事も取れるそうなので、そこに行くことにした。