東京の鍾乳洞「大岳鍾乳洞」 8

 昼食を終え、レストランを出る。次に向かうのは外にあるお土産屋、物産販売所 朝霧。先程撮っていたバスの時間も考えて、今回はお風呂に入ることはパスする(バスタオルも買わないといけなかった)。また来る機会があれば入りたいものである。

 お土産屋で売っているのは生の野菜、土地のお菓子から小物に至るまで。よくある土産物屋という感じである。

 私はここに自身の土産だけでなく友人への土産も買いに来ている。ただし、その友人(二人いる)への土産はさながら大喜利のようになっている。私のTwitterアイコンになっているほうとうドロップも山梨へ行った際に二人へのお土産に買ったものだ(ちなみに、その返礼はディズニーの可愛いキャラのプリントされたチョコチップクッキーだった)。友人によれば、「思ったよりもほうとうの味がした」らしい。

 で、今回も当然そういったネタ土産を探す。しかし、めぼしいネタ土産は無い。当初考えていたのは「高級ふ菓子」。内容量がかなり多い上に「ふ菓子に高級ってなんだよ」と思った為だが、普通に食べて美味しいだろうし、ネタとしてはつまらなかった。

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 お?

 これにしよう(悪い笑み)。しょうゆチョコレート。全く味の想像がつかない。ゲテモノ臭がして、とても面白い。いや不味いということは無いだろうが、中々インパクトの大きい土産である。

 私はしょうゆチョコレートと自分用にくるみゆべしを買ってお土産屋を後にする。いい時間なのでバス停を目指す。この施設から一番近いバス停は私が行きに使った「秋川渓谷 瀬音の湯」バス停だが、徒歩七分の十里木バス停の方にもバスは通っている。そちらを通るバスの方が本数は多いので、そちらへ向けて歩く。

 途中、橋で秋川を渡る。上流側には木々が迫り出していてあたかも秘境のような雰囲気を醸し出していた(実際は川に沿って檜原街道が通っている為秘境では無い)下流側では青年達が5メートルはあろうかという巨石から川へと飛び込んで勇気を誇っていた。

 十里木は街道沿いのバス停である。檜原街道はかなり車通りの多い道であった。都内一の秘境とも言える檜原村へと向かう道であるが、私の中での檜原村の都会度を上方修正させた(もちろんこの車のほとんどが檜原村には行かない、という可能性もあるにはあるが)

 バスがやってくる。中には少なくない人数の人が乗っている。このまま武蔵五日市駅まで向かう。

 武蔵五日市駅に到着。これ以上行こうと思う所もないので、帰宅を開始する。まず改札の方に向かい次の五日市線の時間を確認する。次の拝島行きまでまだあと二十分ほど時間があった。ならば、と行きに目をつけていた八王子駅行きのバスの時間を確かめる。これに乗ると八王子から中央線一本で東京駅まで帰れる。五日市線の場合は乗り換えが最大二回必要なのでこっちの方がいい場合もあった。

 が、残念なことにバスの時間は合わなかった。仕方ないので五日市線で帰ることにする。拝島行きの発車までの間、駅の中で先程買ったくるみゆべしを食べる。モチモチとした食感とくるみのアクセントが相まって美味しい。あまり普段は食べないが、旅先で見るとよく食べている。

 五日市線で拝島へ。学校も再開したのだろう、学生が多く乗ってきた。拝島からは丁度よく青梅快速東京行きがあるのでそれに乗る。東京駅まで一本だ。

 立川で中央特快の東京行きと接続するが、既に疲れている私はそのまま青梅快速に乗り続ける。急いで帰る理由も無いし、このまま座って帰りたかった。

 東京駅に到着。ここから家への帰路についた。