東京都内の鍾乳洞「大岳鍾乳洞」 1


 69日が平日にも関わらず一日空きができると分かった日、私は大岳鍾乳洞へ行くことを決めた。

 前日の夜、簡単に予定を立てる。武蔵五日市駅から大岳鍾乳洞入り口バス停まで行くバスは本数が少ない。このバスの時間から逆算して東京を出ることにした。一応少し時間に余裕を持たせている。


 843分、私は中央線高尾行きで東京駅を出発した。中央線といえば朝は満員電車で割と有名なのだが、その混雑は上りに集中しており、コロナの影響もあるだろうが、車内は空いていた。

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 三鷹を過ぎたあたりで気付いたのだが、今年の私の旅行は中央線を使ったものが多い。今回を含めて今年は5回の旅行に行っているが、その内河口湖旅行、飯田線旅行、今回の大岳鍾乳洞旅行は中央線スタートの旅だった。そろそろ車窓も飽きてくる。

 立川駅で中央線から青梅線五日市線直通五日市行きに乗り換えるのだが、ここで嬉しいハプニングと遭遇した。EH200電気機関車と遭遇したのだ。愛称を「ブルーサンダー」という。

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 中央線の甲府方面からやってきて、おそらくここから南武線へと入っていくのであろうこの機関車は信号待ちの為かしばしホームに止まっていた。ホームに止まる機関車を見ることは少ない。私は喜んで写真を撮った。

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 五日市行きの車内は更にガラガラだった。拝島まで青梅線を通り、そこから五日市線へ。途中から秋川と並行するように山へと迫っていく。

 1023分、武蔵五日市駅に到着。

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 五日市線の終点である。それと共にあきる野市東部や檜原村への玄関口でもある。私はここからバスに乗る。それまで時間があるので駅からすぐの秋川渓谷へと足を伸ばした。 

 日差しが暑い。六月と言いつつこの日都内真夏日に辿り着いた。ここは都内より高地にあるとはいえ、半袖ジャージでも汗をかいた。